
研究開発期間 平成20年度~
において、山中代表及びプロジェクトの実施者が発表を行います。
のシンポジウムⅠにおいて、プロジェクトの実施者が発表を行います。
において、山中代表及びプロジェクトの実施者が発表を行います。
において、プロジェクトの実施者が発表を行います。

傷害予防、意図的傷害、虐待、虐待診断、知識循環、小児医療、法医学、医療経済、脳神経外科、Ai(autopsy imaging) 、傷害予防工学、硬膜下血腫、硬膜外血腫、揺さぶられ症候群(shaken baby syndrome, abusive head trauma)、統計数理、大規模情報処理、 (インパクト)バイオメカニクス、シミュレーション、マルチボディ解析、有限要素解析、日常系の科学、日常系の制御工学、センサ技術、ダミー、力センサ、加速度センサ、社会システムデザイン、アクションリサーチ
子どもの虐待が深刻な社会問題となっている。本プロジェクトでは、子どもの虐待を子どもの健康問題と位置づけ、虐待を早期発見し、予防するための科学技術および社会システムの開発を行う。具体的には、児童相談所、医療機関、学校、警察(検察)・法医学者などの実務者に虐待事例の情報共有技術や虐待診断支援技術を提供することで、従来は、勘や経験のみに頼らざるを得なかった虐待の発見を科学的にサポートする。そのために、本プロジェクトでは、救急医療や法医学教室などの医療機関を中心に重軽傷のみならず死亡事例の傷害情報を収集する体制を構築し、虐待診断技術の開発に不可欠なデータを整備し、これらのデータに基づいて、物理学的・統計学的に虐待を診断する技術を開発する。また、開発した技術・ソフトウェアを、地域の虐待防止ネットワークへ活用することでその有効性を検証し、他の地域へ水平展開する際のモデルケースとして提示することを目指す。
近年、乳幼児が受ける虐待が極めて大きな社会問題になっている。児童虐待相談の件数は年々増加しており、平成21年度の相談件数は4万件以上に登っている。虐待では、日常的に繰り返され、死亡や後遺症に至るケースが多く、早期発見による適切な処置が不可欠である。しかしながら、虐待の早期発見は、虐待による身体的傷害の多くが、不慮の傷害と見かけ上類似しており、判別が困難であることが多い。現在は、虐待と不慮の傷害の判別法は、現場の実務家の経験や勘に基づいた判断のみであり、科学的な判断基準が存在しないことが意図的な傷害の発見と対策を阻害する原因となっている。そこで、虐待診断技術やそのための情報共有技術を新たに開発し、児童相談所、医療機関、学校、警察(検察)・法医学者などに提供することで、科学的なデータに基づく判断を支援する。実際に、開発した技術を地域社会で運用・検証することによって、虐待の早期発見と適切な対応を可能とする地域社会システムの現状課題を明らかにし、地域社会システムのあるべき姿を、利用可能な技術とともに示す。
虐待と不慮の事故の傷害情報のデータベース
物理的虐待診断支援技術(生体力学的シミュレーション技術)
統計学的虐待診断支援技術(因果構造分析にもとづく虐待診断支援ソフトウェア)
本プロジェクトでは、現場の実務者の虐待診断を支援するための科学的手法を提供する。科学的な虐待診断技術として、大規模データの統計処理に基づく統計学的虐待診断技術と、生体物理シミュレーション技術を用いた物理的虐待診断技術を開発している。これまでに、統計学的虐待診断技術に関しては、例えば、虐待による打撲傷と不慮の事故による打撲傷では、その身体部位が異なるなどの知見が得られている。統計学的虐待診断技術に関しては、主に、診療所(医療機関)、児童相談所、学校などに提供する計画であり、物理的虐待診断技術に関しては、主に、警察(検察)・法医学教室などへ活用する計画である。
本プロジェクト期間中に、児童相談所・医療機関・学校・警察(検察)・法医学教室で利用可能な虐待データ蓄積・診断ソフトウェア(統計学的診断技術と物理学的診断技術)を開発し、連携体制を組んでいる地域での継続的運用を目指す。本プロジェクト終了後、子どもの傷害予防工学研究チーム(IPERT)が中心となり、大阪と神奈川などの地域における虐待データを蓄積・共有するメリットや科学的な虐待診断の可能性を示すことで、他の地区への水平展開を図る。その際、虐待予防のための傷害データ共有ネットワークを整備する。また、参加機関が増えると、大規模な虐待データが蓄積可能となるが、それらを分析する傷害予防工学研究のコミュニティも育成する。児童相談所や医療機関だけでなく、警察、検察も極めて重要ステークホルダーであるので、捜査協力を通じた実績を蓄積しながら連携を図っていく。
【プロジェクト実施者】
緑園こどもクリニック






:産業技術総合研究所
:産業技術総合研究所
:産業技術総合研究所
:金沢大学理工研究域機械工学系【プロジェクトに協力する関与者】


