「犯罪からの子どもの安全」とは

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反町 吉秀

(写真)反町 吉秀

【プロフィール】

大妻女子大学家政学部教授
大学法医学教室、監察医務機関等に勤務し、事故、自殺、暴力の被害者の検死・解剖実務に約15年間従事。阪神・淡路大震災での検死活動に参加した後、スウェーデンカロリンスカ研究所社会医学部門客員研究員として、セーフティプロモーションについて学ぶ。青森保健所、青森県庁健康福祉政策課勤務(兼務)を経て、青森県上十三保健所長。セーフティプロモーションとしての自殺対策に取り組むとともに、十和田市におけるセーフコミュニティ認証コーディネーターを務める。本年4月より現職。

【一言】

昨年度に、藤田プロジェクトの第3者評価委員をさせていただいた縁で、今年度から領域アドバイザーとして、お手伝いさせていただくことになりました。
 私は、元々、法医学者として、事故、暴力の被害者や自殺された方の死因究明を日常としておりましたが、亡くなられた方のメッセージを予防に役立てることができないか、と考え、公衆衛生アプローチからの安全・安心なまちづくりであるセーフティプロモーションを学びました。
 青森県では、セーフティプロモーションの視点からの自殺対策や十和田市のセーフコミュニティ活動の支援を行っておりました。それらの取り組みにあたっては、科学的な根拠に基づく取り組みと結果の評価が非常に大切でした。他方、その効果的な実践には、多部門・多職種間の協働、あるいは研究者・行政・住民間の実効性のある協働が必要であります。しかし、それは「言うは易く行うは難し」ことで、意見の食い違いや様々な葛藤が生じることが普通であり、その調整にあたるマネージメントが必要であることも学びました。
 この領域における各プロジェクトの社会実装が実りのあるものとなることに、このような視点を大切にしながら、微力ながらお役に立てればと考えております。